行事は日常がとても大切です。
行事に向けて練習する特別なこともありますが、それ以上に日常の生活の延長線上に行事があると考えて日々を過ごしています。
そのため、行事は日頃の保育活動の一端を発表し、お子様の成長の姿と保育の理解、園の教育に対する考え方の理解を深めていただく機会として捉えています。

その中で、運動会では、子どもたちはたくさんの運動あそびを通して「ルールの必要性」「人との協力」「励ましや思いやる気持ち」「がんばり」…そして「達成感」などを体験的に獲得していきます。

お遊戯会では、子ども一人ひとりの表現の仕方はまちまちですが、精一杯の表現がきっと大きな自信を子どもたちに植え付けてくれると考えています。
子ども一人ひとりがいかにして自己を表現するか、ここにお遊戯会の本質があります。

行事は子どもたちの成長をさらに手助けするものでもあります。行事は日常の延長線上にあるものですが、行事当日に体験することは、子どもたちにとって特別な時間です。新しい経験と体験が詰まっているのです。子どもたちの集中する姿、ご家族の皆様の注目する視線、熱くなる先生方。行事の空気感は、日常では体験することのできない特別な空気感です。日常積み重ねてきたものに、行事が重なることによって、子どもたちの成長はより大きくなっていくのです。